ホトケの遊び場

お家に戻ったお花畑の住人

怪物の始まり(ないの始まり)

mixiからの転載です。 

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今朝、常連の母子連れが来ました。 

 

2歳くらいの男の子なんですが、 

《ない!》って言葉を覚えたばかりらしく、 

デザート棚のスキマを指さしては

《ない!》《ない!》を連発していました。 


それから、

ひととおり店内を走り回って、

 床に寝転がって駄々こね始めました。 

 

 たっくん立って。とお母さんが言ってるのを聞いて、 

「たっくん寝るん?お休み~。」 

と、声をかけてみると、

すっと立ち上がって、ぺこりと挨拶しました。 

隙なく緩んだ、きれいなお辞儀でした。 

 

会計をしている間、 

たっくんは、何度もお母さんに 

《いないいないばあ》をして見せて、ご満悦でした。 


たっくんが、おにぎりの棚の上の飾りを指して、あ! あ! 

 と言うのに応えて、

「鯉のぼり《ある》ねえ。」 
と、お母さんはたっくんをおんぶして、

しばらく見上げて帰って行きました。 


 言葉(ない)を覚え始めて、いよいよ怪物誕生! 
って感じでしたが、お母さんが上手なので 
素直に育つだろうと思いました。

 

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