ホトケの遊び場

お家に戻ったお花畑の住人

速弾きとシンクロ

子どものとき、大人にまじって三味線の速弾きを習っていました。


まだ習っていない難しいフレーズを先生や大人が弾くのを、子どもの自分が真似して弾いても、やめなさいとは言われませんでした。
「付いて来られる人だけ付いてきて。」
先生はいつもそういう態度でした。
先生なのに何も教えない(笑)
楽譜もない。
考えてたら置いていかれるので、
先生と息を合わせて、
「先生の意識」を借りて弾く。
すると、すぐに弾けるように
なってしまう。
同じ場に居合わせると、
そういうことが起こり易いようです。


それから何年かあと、美大お受験のとき、絵が描けなくなって、苦しんだ時期がありました。
子どものとき、先生と合わせて弾いたのを思い出して、既に描けている自分に合わせて描くと、すんなり描けました。
「俺は、絵が描けない自分、まだ未熟 な学生というところから描いてたから描けなかったんだな。」
と思いました。


スピ業界の人の言う「チャネリング」ってこんな感じなのかな。
欠落感がない、既に全てを持っているところから始めるのがコツのようです。