ひしゃげたコップ
*Iさんの瞑想会に参加したときのこと
Iさんと話していた、一人の女性が泣いていた。
I さんと話す中で、親との葛藤が解放されたみたいだった。
その女性を眺めてると、こんな言葉が口を衝いて出た。
(俺はその場にあった紙コップを、クシャッと握って)
「こんなコップに入っていても、お茶はお茶ですよね。
コップがひしゃげいてたり、
中のお茶がヌルかったりするかもしれませんけど
それって、どうしたら相手に喜んでもらえるか、
どういうふうに渡せば受け取ってもらえるか、
ああがいいかこうがいいか、腐心したからかもしれませんよ。」
思わず言ってしまってから、自分でもちょっと驚いた。
彼女が、楽になったみたいで良かった。
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人や自分を見ていていつも思うのは、
それぞれ、どーしようもない自分を
生きてるってことです。
卑怯な人は、卑怯な自分がどうしようもないし、
理屈屋は、理屈をこねてしまう自分がどうしようもない。
自分がどうしようもないときは、
どうしようもない自分を、
どうにかしようとしなくてもいいです。
(どうにかしようとしてもいいです。)
生き物みんな、そのときそのとき、最善を生きてます。
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