M先生のこと
★mixiからの転載です。
今から４年くらい前、阿部敏郎さんのいまここ塾で会った方に、「野口整体」の勉強会を紹介して貰いました。
勉強会を開かれてるM先生は、60歳くらいの女性でした。
命の燃えカスのない爽やかな感じが滲み出ていて、
「どうやったら先生みたいになれますか？」
と聞いてみると、
「人生から逃げなければ誰でもこうなりますよ。」
と言われてました。
あるとき先生にこう言われました。
「あなたは感覚が鋭いし
頭の回転が速いから覚えておいてね。
頭で『分かった』を握ると体の声が聞こえなくなるのよ。」
はっ！として頭を放すと、
「ね。素直でしょー？」
おばさまたちと顔を見合わせて笑われました。
（お見通しでした。）
空に酔ってたとき無意味に囚われてたとき、観照者の立場に行き詰まってたとき、いわゆる「魔境」のときも助けて貰いました。
「ちょっと前に座ってくれる？」
と言われて畳に正座すると、
ぽーん。
と不意に蹴り出されて、
コロリ、と前にでんぐり返りました。
立ち上がると、 長い間苦しんでいた
仙骨と首の詰まりが抜けていました。
何度も「分かった」を突き崩されては、真ん中に連れ戻されました。
いい先生に恵まれたなー。と思います。
★読んでくれてありがとう。また遊びにきて下さいね。
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