新店の「ターンキー」
今から二年前、家の経営するコンビニの二号店をオープンすることになったときの日記です。
★以下mixiからの転載です。
今朝「ターンキー」というものに立ち会いました。
セブンイレブンのopen前日に、
本部側から店側へレジの鍵を渡す儀式なのです。
新店は弟が店長で母がオーナーという形です。(俺は今までの店に残る)
「いらっしゃいませ!!」
「いらっしゃいませ!!」
店員達が次々にバックルームから
レジの中へ出て来るのを、拍手で迎えました。
俺は、売り場の後ろのほうに立って見ていました。
まず建築会社の人の挨拶、
次に本部のエライ人の挨拶、
さらに近隣のオーナーの挨拶、
それから最後に店長の弟の挨拶になりました。
弟は、店作りに携わった人達に
お礼の言葉を述べてからこう言いました。
「私事ではありますが、私は元々製造業をやっていました。
今回店長をやることになるセブンイレブンは販売業ですが、
お店を【作る】ということでは
変わらないと思います。」
「自分は、お店をやっていく上で
大切にしたいことがあります。」
そう切り出した弟は、
こう言いました。
「それは、愛です。」
(ウフフ・・・と店に集まっている人達から笑いが漏れる)
「自分も両親の愛から生まれてきたと思います。」
(ムフフ・・・と店に集まっている人達から笑いが漏れる)
「地球を救うのも小さな愛から始まると思います。
こちらが先にお客さんに愛を提供して、
地域の人に愛されるような店にしたいです。」
そう締めくくって弟は一礼しました。
陽介へ、自分へ。これを読んでる人へ。
何にも無い空地にこの店ができたのと同じだ。
愛以外なにもないところに、
「こういうのは愛じゃない。
こういうのが愛だ。」
とかいう定義を作って、
それに依って体験するということを俺たちはしている。
俺たちは、作られた側じゃなくて、
作った側なんだ。
既に思い通りになってるのに、
「思い通りじゃない」
って体験をしてみたり、悩んだり、落ち込んだり、
もがいたりする体験をしてみたかったから人間やってるんだ。
だから、何もしなくて、このままでokだ。
ただ起こってくることを味わっていよう。映画を見るみたいに。
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