自分のものは何もない
坐禅と内観を教えて下さった、安達さんという方が
藤原正遠さんという、浄土真宗のお坊さんの歌を
紹介されてました。
なので、これはマタ聞きです。
・煩悩を我がものとする卑下慢(ひげまん)に
永(なが)くとどまりみ仏を見ず
という歌です。
今まで、
思考や感情やボンノーを【自分のもの】としてたから悩んでたんだな。って、
あるとき腑に落ちました。
(安達さんの言葉は聞いて時間が経ってから分かることが多いです)
気温・湿度・風向き、無数の条件で雲が涌いて雨が降るのと同じように、
思考も、感情も、行動も、欲求も、
自然に起こってくることで、【自分】のものじゃないんですね・・・。
【卑下慢 劣等感】があるってことは、
【高慢 優越感】がウラにあるってことで・・・
(「上」と比べないと「下」はないからです。)
「俺は他の人とは違う。大変な思いをしたんだ。特別なんだ。」
とか、
「今の自分は思考や悩みだらけでダメだ。あのときの高い境涯に戻るんだ!」
って感覚が、ずっとありました(汗)
これが解けたのは、最初の気づきから二年後でした。
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